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──────────────────────── 2006年12月26日  第33号
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│ ┌──┐ │└┘  ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』
└┬┘  │ │        〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?!
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▼ 目次
    ●ごあいさつ
    ●ミシンは一生物じゃない

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 ■ごあいさつ
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  いつもご愛読いただいているみなさん、こんにちは!
  今回からお読みいただいているみなさん、はじめまして!
  数あるメルマガの中から選んでいただき、ありがとうございます。
  島田ミシン商会の嶋田栄司です。

  このメールマガジンは、
   これからミシンを購入したい、
   ミシンのことをもっと知りたい、
   もっと上手に使いこなしたい…

  そんなホームユーザーのあなたが、誤った知識で後悔しないように、
  ミシンの嘘・ホントの解明を通して、ミシンの常識や活用のヒントをお伝
  えしていきます。

  このメールマガジンが何かの役に立って、今まで以上にホームソーイング
  を楽しんでいただけたら最高です。
  気に入っていただけましたら、お知り合いに転送してすすめてくださいね。

  ▼バックナンバーはこちら
  http://www.shimada-mishin.com/mailmag/backnum.html

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 ■ ミシンは一生物じゃない
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  前回、家庭用ミシンに、ロックミシンや職業用ミシンなど各縫いの専用ミシ
  ンを加えて、複数のミシンを状況に応じて使い分けることをお勧めしました。
  しかしこのことは、一般家庭において、楽にキレイに縫うための基本的な環
  境を作ったに過ぎません。

  薄物から厚物まで、ミシン任せで縫えることを求めるなら、更にたくさんの
  ミシンが必要になります。


  まず、薄地と厚地ではミシンに求められることが正反対になります。

  厚地向けに貫通力や送り力を高めれば、薄地では縫いジワや生地傷につなが
  ります。その逆なら力不足を感じることが容易に想像できるでしょう。


  例えば1本針直線本縫工業用ミシンの場合、大まかに薄地用、普通地用、厚
  地用、ニット用と別れています。これらは調整値が違うだけではありません。
  針や押えはもちろんのこと、ざっと数えて50個ほどの部品が変更されていま
  す。

  その上で、素材や糸に合わせて調整していくことで、素材や工程に適したミ
  シンになります。それだけミシンが専門化されているからこそユーザーの負
  担も減り、高品質に楽に縫えるのです。

  ミシン任せで縫おうとすれば、どんどん細かくミシンを専門化することが求
  められるのです。用途を広くする多機能ミシンとは、相反する流れです。


  直線専用の職業用ミシンにしても、あくまで家庭用製品です。その内容も普
  通地用です。

  工業用ほどではありませんが、ある程度薄地用なり厚地用に専門化すること
  はできますが、ユーザーで切り替えられる範囲は限られています。多機能の
  家庭用ミシンになれば、切り替えられる範囲がもっと狭くなります。

  ロックミシンにしても、家庭用はどのメーカーも薄地〜普通地向けです。
  ロックミシンは上ルーパーという部品が押え金の上に糸を運びますが、生地
  が厚くなれば、それだけ高く動くことが求められます。メスも大きく開き、
  力が無ければ厚地に対応できません。

  家庭用ミシンや職業用ミシンでも同じですが、押えが高く上がればそれだけ
  厚い物が縫えるのでもありません。これらは部品をちょっと替えれば対応で
  きることではありません。


  そのままミシン任せにできない以上、可能な範囲で部品を交換したり、調整
  値を変更したり、縫い方を工夫したりと、その差はユーザーが補わなければ
  なりません。

  扱う素材も作るアイテムも、一昔前以上に多様化しています。縫い品質を見
  る目も、経験と共に高くなります。

  更に「家庭用製品の範囲」という制限があり、それがどこまでなのか、認識
  しておくことも必要です。


  ミシンに基礎的な能力が必要なことは間違いありませんが、ユーザーの手が
  なければ何も作れないのがミシンです。様々な素材をトラブルなく、キレイ
  に縫うためには、ユーザーが知識や技術を身につけ、補っていくことが求め
  られます。

  形あるものは必ず壊れます。「ミシンは一生物(いっしょうもの)」という
  フレーズも、ミシンを売るために使われた言葉です。

  ミシンが一生物なのではなく、「ミシンを扱って縫い物をする、あなたの経
  験や技術、知識こそが『一生もの』」なのです。

  自身を高めるパートナーになるミシンを選ぶよう、心掛けてください。



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   メールをくださると嬉しいです。
   → mag@shimada-mishin.com

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ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』
 〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?!

【発行者】島田ミシン商会 嶋田栄司
【WEBサイト】島田ミシン商会 http://www.shimada-mishin.com/
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編┃集┃後┃記┃
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  今年も残すところ、あと数日。
  数ヶ月前の出来事が、去年のことのように感じるのは、
  それだけ時間の流れが速く感じられるのか、
  それとも年のせいなのか(汗)

  インターネット通販を始めて、まる7年が過ぎようとし、
  気が付いたらメルマガも、以前の物から通算で100号を超えています。

  今年発行したメルマガで、やっと伝えておきたいことが書けたかなぁ…
  そんな気持ちです。
  これからもう一度再考しながら、
  ホームページの内容を書き直していこうと思っています。

  その間、楽しみにしてくださっている方々には申し訳ないのですが、
  またしばらくメルマガを休ませていただいて、今までを振り返り、
  次のステップに進みたいと思います。


  今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
  半年後、また何らかのテーマで再開できればと思っています。

  よいお年をお迎えください。
  来る年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願いいたします。
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