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──────────────────────── 2003年9月 9日  第2号
┌──────┐┌┐
│ ┌──┐ │└┘  ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』
└┬┘  │ │        〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?!
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                  ◎本メルマガは等幅フォントが最適です

▼ 目次
    ●ごあいさつ
    ●予算を決めるその前に
    ●読者さんからのお便り

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 ■ごあいさつ
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  こんにちは。島田ミシン商会の嶋田栄司です。
  そして今回からお読みいただいているみなさん、はじめまして。
  数あるメルマガの中から選んでいただき、ありがとうございます。

  このメールマガジンは、
   これからミシンを購入したい、
   ミシンのことをもっと知りたい、
   もっと上手に使いこなしたい…

  そんなホームユーザーのあなたが、誤った知識で後悔しないように、
  ミシンの嘘・ホントの解明を通して、ミシンの常識や活用のヒントをお伝
  えしていきます。

  このメールマガジンが何かの役に立って、今まで以上にホームソーイング
  を楽しんでいただけたら最高です。
  気に入っていただけましたら、お知り合いに転送してすすめてくださいね。

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 ■予算を決めるその前に
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  前回、自分に合ったミシンを手に入れるために、上手に販売員に尋ねて、
  まだ気付いていない自分が求める回答を引き出すこと。
  そのためにも自分のことを伝えることが重要、ということを書きました。

  ▼バックナンバーはこちら
  http://www.shimada-mishin.com/mailmag/backnum/20030826.html

  「何を伝えればいいのか」、もう少し詳しく見ていきましょう。


  ミシンの購入を考えたからには、何かしらキッカケなり動機があるでしょう。
  大まかに、以下の二つに分けられます。

  1)ぞうきんを縫わなければいけないとか、子供の通園通学用品を作らな
    きゃならないなど、「外部からの必要に迫られた」購入。
  2)自分や家族の服を作りたいなど、「自発的な意思による」購入。

  なんか難しそうなこと言ってますね(汗)

  (1)が動機の人は、あんまりお金はかけたくはないし、あれこれ悩んで買
  うのも面倒、という方が多いようです。まず予算ありきで検討を始め、ミシ
  ンのことをあまり調べない傾向が強いようです。

  いわゆるコンパクトミシン(横幅39cm以下の軽めのミシンを指しますが、明
  確な規定はありません。まぁ、「小さめのミシン」ということです)を、
  2、3万で購入する方が多いですね。裁ち目かがり用のカッターアタッチメ
  ントもサービスで付けてもらってたりします。

  この価格帯のミシンにはあまり多くを期待せず、使い捨て気分でいれば不満
  が残りにくいという話があります。使わなければいけない用事が終わって、
  自発的な意志でミシンを動かし始めると、とたんに不満が出てくるのです。

  販売員としては、経験からその辺りのことが読めてしまいます。
  そこで、「もう少し使えるクラスのミシンを買ったほうがいいですよ〜」
  と勧めたいのですが、「高い物を売りつけられている!?」と感じる方もい
  らっしゃるので、ほんと難しいところです。


  さて、(2)が動機の人は、ちょっとはいいミシン(使えるミシン)を買い
  たいと思っていることでしょう。(1)のケースに基づいた、ミシンの購入
  経験がある方かもしれません。

  この「自発的な意志」にもいろいろあると思います。

  縫い物が好きとか、ミシンが好きとか、単純明快な場合もあるでしょう。
  通販やオークション、フリーマーケットで売ってみたいと考えている人もい
  るかもしれません。
  革やデニムなどを縫いたいとか、具体的な素材をイメージしている方もいらっ
  しゃるかな?

  そんな方には、まず予算のことは二の次に、
  ミシンそのものを見ることから始めることがおすすめです。

  それはミシン購入のゴールが「目的の達成」だからです。
  作りたい物が作れなければ、何の意味もありません。

  例えば、縫い物が好きとかなら、
  「もっと好きになれる、楽しくなれるミシン」が、
  作った物を販売したい方なら「売り物にできる縫い目のミシン」で、
  「楽にたくさん縫えるミシン」を購入することが、
  目的達成の近道になるわけです。


  希望をかなえるミシンが安く買えるのが一番なんですけど、
  自分にとって「高い」と感じる価格帯のミシンかもしれません。

  あくまで希望を叶えられそうなミシンを選び、
  そこから予算や、必要のない機能はないかなどで絞り込んでいくのです。
  根拠のないイメージで最初から制限を作ってしまうと、
  逆に失敗への近道になってしまうのです。


  販売員さんに相談するときは、このやりたいことや目標を必ず伝えましょう。
  素材名にまで触れて、具体的であれば一番なんですが、
  ひとます、今わかっている範囲でOKです。

  「こんなこと聞いたらバカにされるかも?」なんて考えないでくださいね。
  というか、知らないことが多いのが当たり前だからです。
  販売員さんもわかってます。それを恥じる必要はありません。
  今までの経験と勘を頼りに、信頼できそうな方に相談しましょう。



  さてさて、実際にアドバイスを受けるべく目的を伝え始めると、
  思わぬ落とし穴に出くわします。

  それは販売員さんがどんなに知識や経験豊富でも起きうることです。
  逆に、縫製の知識もある人ほど起きることかもしれません。

  それは、どういうことから起きるのでしょうか?

  次回でその落とし穴をお伝えしつつ、
  このメルマガを通して伝えていきたいテーマに、
  少しずつ入っていきたいと思います。

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 ■読者さんからのお便り
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  このコーナーでは、読者のみなさんから寄せられたメルマガの感想を中心に
  ご紹介します。全てのメールは紹介できませんが、共感していただけたこと
  や、私の意見に対する補足意見など、いろいろ取り上げていきます。

  創刊したばかりなのに、たくさんのメールをいただきました。
  ほんとうにありがとうございます。

  では、さっそくご紹介します。

  > 島田さん、こんにちは。(^_^)/~
  > σ(^_^)は57才♂です。
  > ミシンには触れたこともありません。運搬で持ち上げたことはあります。
  > でも10年以上前からなんとなく興味を持ちました、が、その時には母
  > のミシンもWifeのも壊れていました。

  > チラシで無料診断を見たので依頼しましたが 2台とも修理不能といわれ
  > 残念でした。でも普通の機械が 修理不能とは 納得できませんでした。
  > ミシン業界とは そんなものかと不信感を持ちました。(すぐ壊れて修理
  > もしてくれない)

  無料診断や500円修理は「販売するための集客方法」ですから、修理をする
  つもりがありません。これでは自分の給料さえでませんからね。

  修理不能との回答は、部品の入手ができないことも考えられます。
  「どうして修理ができないのか」、納得のいく説明は必要ですね。

  手前どもでも、1、2万の通販ミシンの場合、部品入手そのものができないこ
  とや、修理代が本体価格よりも高くなったり、ミシンカバーを開ける段階で
  逆に破損させても困るので、修理そのものをお断りしてます。

  > それから なぜ針が上下するだけで 布が縫えるのか まだ理解できませ
  > ん。ボビンが下で動いているようですが・・・。
  > どうも食わず嫌いのようです。

  下記URLが参考になりますよ。

  ■ JUKI(株) ミシン博物館
  http://www.juki.co.jp/jp/muse/

  > そんなことも手伝って 雑巾ぐらい縫ってみたいと 時々チラシを眺めて
  > います。1万円未満のミシンをWifeに示すと 相手になってくれません。
  > あとで気が付いたのですが 雑巾は手縫いがいいようですね。
  > σ(^_^)も安物買いの銭失いになりたくないので まだ購入していません。
  > そんなとき このメルマガに出会いました。\(⌒0⌒)/ 

  > まず コトバが判りません。

  申し訳ございません。もっと気をつけます。
  今回もわからない用語がございましたでしょうか?

  > ロックミシンとは 普通のミシンでしょうか?ロックミシン以外にはどん
  > なミシンがありますか?

  ロックミシンは、布端から布を織っている糸がほどけてこないように、布端
  を処理するためのミシンです。
  手前どものサイトでも色々解説しておりますので、一度ご覧いただければ嬉
  しいです(難しい用語はたくさん出てきますが…)。

  ■ ミシンの選び方とコツ
  http://www.shimada-mishin.com/column/

  工業用には、もっといろいろな縫い目を形成するミシンがあります。
  縫製工場を見学する機会があれば、楽しいかもしれませんね。

  > >詳しく解説した書籍もほとんどありません
  > そう、σ(^_^)も図書館で調べましたが 欲しい本はありませんでした。

  > σ(^_^)のような 全くのど素人も購読しております。(^_^;)
  > だからもっと易しく書けとは申しません。少しづつ勉強します。

  ご意見、ありがとうございます!

  いきなり専門用語を使っていました。反省しています。
  その都度、用語解説を入れるなり、多くの方に理解していただけるように努
  めて参ります!

  わからない言葉があれば気軽に聞いてくださいね。
  質問が多かった用語などは、次回のメルマガで解説を入れるなどの対応をし
  ていきます。


  このようなご意見の数々が、このメルマガを支えてくれています。
  これからもどうぞ、よろしくお願いします!

  ◆ご意見・ご質問・体験談など、どんな些細なことでもかまいませんので、
   メールをください。おもしろいと思ったものは、このメルマガでご紹介し
   ていきたいと思います。
   → mag@shimada-mishin.com


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ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』
 〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?!

【発行者】島田ミシン商会 嶋田栄司
【WEBサイト】島田ミシン商会 http://www.shimada-mishin.com/?mm=002
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編┃集┃後┃記┃
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  9月になってから、めちゃめちゃ暑いですねぇ…

  しっかし、今年は例年より、台風や水害、雷被害と天災が多い気がする。
  (というか、きっと多い)
  天災は防ぎようがないから、オソロシーですよね。

  昔、台風の影響で店が床下浸水したことがあるんですけど、
  それ以来、「満潮の時刻は?」「大潮じゃないのか?」と
  気にするようになりました。

  なんせ、店の中を魚が泳いでいましたから…



  最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  次回は9月30日の発行予定です。ではでは。
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